官設鉄道A形3号機関車に関するデータ

車歴

■明治4年(1871年)
 イギリスのYorkshire Engine(ヨークシャー・エンジン)社で製造・輸入され、官設鉄道の官設鉄道10号機関車となりました。鉄道開業に備えて輸入された10両のうちの1両でしたが、同形車は無く本機1両のみの輸入でした。
■明治8年(1875年)
 東部地区の機関車を奇数番号に、西部地区の機関車を偶数番号にするという規則に従って、官設鉄道3号機関車(2代目)に改番されました。
■明治27年(1894年) 6月 1日
 車両形式によって分類・管理されるようになった際に官設鉄道A形蒸気機関車とされ、A形3号機関車に改番されました。

主要諸元

  • 重量:22.3トン(軸重 8.5トン)
  • シリンダ使用圧力:7.8kg/cm2
  • シリンダ使用圧力:7.7kg/cm2
  • 動輪直径:1245ミリメートル
  • 石炭積載量:0.76トン
  • 水タンク容量:2.04キロリットル

参考文献

  • 臼井茂信(1956):国鉄蒸気機関車小史,鉄道図書刊行会,PP.4-5.
  • 沖田祐作(2013):機関車表.