工部省鉱山寮3号蒸気機関車に関するデータ

車歴

■明治11年(1878年)
 イギリスのSharp Stewart(シャープ・スチュワート)社で製造、輸入されて、工部省鉱山寮3号機関車となりました。釜石鉱山鉄道に配置されて線路の建設と、開業後は釜石製鉄所への燃料・鉱石輸送に活躍しました。
■明治15年(1882年)
 明治15年(1882年)の釜石鉱山閉山に伴い使用停止。
■明治18年(1885年)
 阪堺鉄道に譲渡され、阪堺鉄道和歌号となりました。

諸元
  • 軌間:838ミリメートル
  • 全長:5925ミリメートル
  • 全長:運転整備重量19.05トン
  • 石炭積載量:0.48トン
  • 水タンク容量:1.8キロリットル

確認できる資料

  • 鉄道ピクトリアル No.100(1959年11月号)P.21の(臼井,1959)の記事中に、阪堺鉄道で「和歌号」として使われていた当時の本機の写真が掲載されている。

参考文献

  • 臼井茂信(1959):第三の鉄道,鉄道ピクトリアル,No.100,1959年11月,鉄道図書刊行会,PP.15-21.
  • 沖田祐作(2013):機関車表.
  • 金田茂裕(1967):南海・高野の蒸気機関車(1),鉄道ピクトリアル,No.203,1967年11月,鉄道図書刊行会,PP.34-38.