官設幌内鉄道4号機関車に関するデータ

車歴

■明治15年(1882年)
 アメリカのPorter社にて製造・輸入され、幌内鉄道4号機関車(光圀号)となりました。
■明治22年(1889年)12月11日
 官営幌内鉄道が鉄道事業を北海道炭礦鉄道に譲渡したことに伴い北海道炭礦鉄道に継承され、北海道炭礦鉄道4号機関車となりました。
■明治22年(1889年)12月
 北海道炭礦鉄道イ形蒸気機関車とされ、北海道炭礦鉄道イ形4号機関車に改番されました。

概要

 大正13年(1924年)に高知鉄道に譲渡された本機は、建設工事に使用され、営業用には用いられませんでした。

確認できる資料

 RM LIBRARY 土佐電気鉄道<下>のP4に、土佐電気鉄道(高知鉄道の後継会社)撮影の本機の写真が掲載されています。「7104」のプレートが明瞭に映っているほか、煙突は通常の円筒形のものに取り換えられ、アメリカ製機関車に特徴的な排障器は撤去されていることが見て取れます。

参考文献

  • 臼井茂信(1956):国鉄蒸気機関車小史,鉄道図書刊行会,PP.99-100.
  • 沖田祐作(2013):機関車表.
  • 山本淳一(2016):土佐電気鉄道<下>,NEKO PUBLISHING.