官設鉄道5号機関車に関するデータ

車歴

■明治4年(1871年)
 イギリスのAvonside Engine(エイヴォンサイド・エンジン)社にて製造・輸入されて、官設鉄道6号機関車となりました。
■明治8年(1875年)
 東部地区の機関車を奇数番号に、西部地区の機関車を偶数番号にするという規則に従って、官設鉄道5号機関車に改番されました。
■明治27年(1894年) 6月 1日
 C形という形式が与えられ、官設鉄道C形5号機関車に改番されました。
■明治31年(1898年)11月14日
 鉄道作業局によってA3形という形式に変更され、官設鉄道A3形5号機関車に改番されました。
■明治34年(1901年)
 官設鉄道(逓信省鉄道局)を除籍され、台湾総督府鉄道部に移動することになります。
■明治34年(1901年)10月 5日
 本機を積載して神戸港を出港した鶴彦丸は10月7日、長崎県五島列島女島付近で座礁し沈没。本機も船体とともに海中に没しました。

参考文献

  • いのうえ・こーいち(2014):図説国鉄蒸気機関車全史,2014年,JTBパブリッシング.
  • 沖田祐作(2013):機関車表.