甲武鉄道ロハ4に関するデータ

車歴

■明治37年(1904年) 4月13日
 甲武鉄道飯田町工場にて甲武鉄道ロハ4として新製されました。
■明治39年(1906年)10月 1日
 甲武鉄道国有化により官設鉄道(当時は鉄道作業局)に継承され、官設鉄道ロハ4となりました。
■明治42年(1909年) 6月
 二等客室部分を手荷物室に改造され、「ニデ」となる。
■明治43年(1910年) 3月 8日
 明治43年鉄道院長達第149号に基づき、ニデ950形ニデ951に改番されました。
■大正3年(1914年) 6月18日
 電装解除のうえで鉄道院を除籍され、三河鉄道に譲渡されました。三河鉄道での車番など詳細は不明です。
■昭和4年(1929年)ごろ
 廃車時期は不明です。

概要

 甲武鉄道時代は2・3等合造車として使用されていましたが、明治42年(1909年)6月の昌平橋-中野間の2等特定運賃の廃止に伴い手荷物合造電車(ハニ)に改造されることになりました(寺田,1955)。

参考文献

  • 沢柳健一(2005):院電単車が走って100年,鉄道ピクトリアル756,鉄道図書刊行会.
  • 沢柳健一,高砂雍郎(2006):旧型国電車両台帳院電編,ジェー・アール・アール.
  • 寺田貞夫(1955):木製國電略史〔I〕,鉄道ピクトリアル,No.50.