明治21年(1888年)の路線改廃


路線改廃の動き

  • 明治21年5月1日 官設鉄道:長野-関山間が延伸開業しました。これにより、長野-直江津間が開通しました。
  • 明治21年5月15日 阪堺鉄道:大和川-堺間が延伸開業しました。ただし、大和川と古川橋梁では時速10マイル以下の制限がかけられていました。
  • 明治21年5月22日 両毛鉄道:足利-小山間が開業しました。
  • 明治21年8月15日 官設鉄道:上田-長野間が延伸開業しました。上田-直江津間が接続されました。
  • 明治21年9月1日 官設鉄道:浜松-大府間が延伸開業しました。東海道線の浜松-長浜間が接続されました。
  • 明治21年10月28日 伊予鉄道:松山-三津間が開業しました。現在の伊予鉄道高浜線の一部にあたります。
  • 明治21年11月1日 山陽鉄道:兵庫-明石間が開業しました。この時点では官設鉄道神戸駅とは接続していません。
  • 明治21年11月15日 両毛鉄道:桐生-足利間が延伸開業しました。両毛鉄道の路線は桐生-小山間となりました。
  • 明治21年12月1日 官設鉄道:軽井沢-上田間が延伸開業しました。これにより、信越線は横川-軽井沢間を残すのみとなりました。なお、この区間には碓氷馬車鉄道が運行されていました。
  • 明治21年12月23日 山陽鉄道:明石-姫路間が延伸開業しました。この時点では官設鉄道神戸駅と山陽鉄道兵庫駅の区間は未開業です。

年末時点で営業中の路線

  • 官設鉄道(線区名称は国鉄時代のものです)
    • 東海道本線:新橋-国府津間、浜松-長浜間、大津-神戸間
    • 北陸本線 :長浜-金ヶ崎間
    • 武豊線 :全線
    • 信越本線 :高崎-横川間、軽井沢-直江津間
  • 官営幌内鉄道 手宮-幌内間
  • のちの釧路鉄道 跡佐登硫黄山-標茶間
  • 日本鉄道(線区名称は国鉄時代のものです)
    • 東北本線:上野-赤羽-大宮-塩竃間
    • 高崎線・上越線:大宮-前橋間
    • 赤羽線・山手線:赤羽-品川間
  • 両毛鉄道:桐生-小山間
  • 阪堺鉄道:難波-堺間
  • 山陽鉄道:兵庫-姫路間
  • 伊予鉄道:松山-三津間

廃止された路線

  • 官設鉄道 安治川支線:大阪-安治川間(明治10年(1877年)12月1日廃止)
  • 官設釜石鉱山鉄道:釜石-分岐点-大橋間、分岐点-小川間(明治16年(1883年)2月全線廃止)